アテネマラソンに参加してきました。 Name:渡辺 哲

紀元前490年、アテネ軍はマラトンの丘でペルシアとの戦いの勝利報告に

伝令をアテネに送りました。兵士は約40キロを走りアテネに無事到着、息絶える前にその勝利を伝えたというのが、マラソンの始まりとされます。実際マラトンのスタート地点の競技場に立ってみると、アメリカのゲティズバーグ古戦場を思い出させられましたが、それより周りの丘が高く、日露戦争の203高地といった方良いかもしれませ。

参加者は11月13日早朝5時半まだ真っ暗なアテネを専用バスで出発、寒い霧雨の中この歴史的スタート地点に到着、9時のスタートまで皆じっと待ちました。

 

昨年のベルリンマラソンも寒さと霧雨のスタートでしたが、今年のアテネはそれ以上の寒さを感じながらの、霧雨のスタートでした。10KMが59分。20KMで2時間1分。20KM越えると、登りが多いコースに入り、さらに寒さが短パンの足を冷やし、だんだん動かなくなりました。30KMが3時間15分。30KMを超えると、足の筋肉は寒さでますます動かなくなり、暖めるために腿の筋肉を叩きながら走る羽目になりました。40KMを超えていよいよゴールが迫ってくると、いつもの通り吐き気がひどくなり、ベルリンよりも悪い状態での到着となりました。ゴールはパルテノン神殿の近くにあるパナティナイコ・スタジアム。紀元前331年に建てられた、昔ながらの馬蹄形をした競技場。大理石でできており、その北西側から入り、その一番奥の南西側がゴールでした。気持ち悪くてふらふらでしたが、まさにマラトンよりのアテネの伝令の気持ちを味わいながらのゴールでした。時間は4時間47分。昨年はベルリンのブランデンブルグ門がゴールでしたが、小生にとってヨーロッパでのマラソンの面白みは、歴史ある建造物を見ながら走りその中で自分史作ることです。アテネマラソンで一番よかった事はギリシアの多くの応援でした。日本では“がんばれ”と言います。あたかもランナーが頑張ってないとも取れます。アメリカではYOU CAN DO ITと言います。何であんたが俺の事を知っているのかと思います。アテネでは、皆“ブラボー”でした。人生を楽しむギリシアの国民性かもしれませんが、人は叱られるより誉められる方が力を出すものです。人は、周りから認められると嬉しいものです。日本でも、応援の人が“がんばれ”でなく、“皆さん、頑張ってますね”とか、“すごい、すごい”という人がいて、感激した事がありました。極めて限られた人でした。アテネ!!思い出ありがとう。